IQNotes
1. 概要
2. メニュー
2.1 ファイル
2.2 ツリー
2.3 ノート
2.4 ビュー
2.5 オプション
3. Tipsと裏技
概要
IQNotesは文書を階層構造でまとめるプログラムです。データを組織化された形で簡単に取り扱うことが出来ます。
それぞれの文書(IQNotesではノートと呼びます)は完了度合い、優先度、あるいは年/月/日/時間(時間はオプションで付加可能)の付与されたタスクとして取り扱うことが出来ます。
更にIQNotesには便利なソート機能も有ります。
更にそれぞれのノートは会社名/人名/ユーザーアカウント/ウェブサイトやスケッチといったエントリーと関連づけることも出来ます。
プロジェクトのホームページはhttp://iqnotes.kybu.skです。
開発者は、Peter Vrabel, kybu@kybu.skです。
メニュー
ファイル
- 新規作成
- 新しいファイルを作成します。
- 開く
- 既存のファイルを開きます。
- 保存
- ファイルを保存します。名前がついていない場合はセーブファイル名を入力します。
- 名前を付けて保存
- ファイルを別名で保存します。
- 閉じる
- 現在使用しているファイルを閉じます。
- 削除
- 既存のファイルを削除します。
- 外部コマンド実行
- 外部コマンドを実行します。実行するにはEntry形式のノートで作成してください。
1つ目のプロパティの値にアプリケーション、2つ目のプロパティの値に実行文字列(省略可)(3つ目以降は任意)というEntryに必要な情報を設定してください。
- インポート
- 外部のテキストファイル(Shift-Jis)をインポートします。Text形式のインポートはカレントのノートの次に追加されます。その際1行目はタイトルに、2行目以降は本文となります。
WZ形式のインポートは、行頭のピリオド(.)で階層の深さを識別してインポートします。その際には全ツリーが対象となりますので以前に表示されていたツリーは初期化されてしまいます。
- エクスポート
- ノートを外部テキストデータ(Shift-Jis)としてエクスポートします。出力ファイル名は「現在の日時.txt」となります。
Text形式のエクスポートはカレントのテキストの形式のノートをテキスト出力します。
Png形式のエクスポートはカレントのスケッチの形式をPng形式で出力します。
WZ形式のエクスポートは全てのツリーを対象としてWZ形式で出力します。その際、出力されるのはテキストの形式のノートとEntryタイプのノートだけです。Entryタイプのノートは「プロパティ名:値」の形式のテキストに置き換わります。スケッチ形式は出力されません。
- 終了
- IQNotesを終了します。
ツリー
- 検索
- ツリーの中の文字列を検索します。検索結果は新しいツリーとして表示されます。この検索結果ツリーを閉じると、検索結果ツリーの中で選択されていたノートが、カレントノートとして選択された状態で、元のツリーに戻ります。
- 簡易Text
- テキストのノートをツリーの一番上に'Quick Text'という名称で追加します(詳細設定で「初期値に日時を設定」がOnになっている場合は日時の名称で追加されます)。手早くノートを追加するのに便利です。
- 簡易Sketch
- Sketchのノートをツリーの一番上に'Quick Text'という名称で追加します(詳細設定で「初期値に日時を設定」がOnになっている場合は日時の名称で追加されます)。手早く手描きメモを追加するのに便利です。
- 前に追加
- 新しいノートを現在選択されているノートの前に追加します。
- 後ろに追加
- 新しいノートを現在選択されているノートの後ろに追加します。
- 子として追加
- 新しいノートを現在選択されているノートの子として追加します。
- ソート設定
- ノート種類(タスク、イベント等)の優先順位を設定し、ノート種類毎の表示順序を定義します。
ソートはカレントレベルのみでの並べ替え、カレントレベル以下での並べ替え、全ツリー内での並べ替えかのいずれかを選べます。
ソートの設定は、次回使うときにも適用されます。
- 全てのツリーを開く
- 全てのノートをツリー表示します。
- 全てのツリーを閉じる
- ツリーを閉じ、ルートノードだけを表示します。
- Task一覧
- タスクだけをツリー構造無しに表示します。一覧表示は、ツリー内全てから抽出する方法と、カレントツリー以下から抽出する方法を選べます。この一覧を閉じると、一覧の中で選択されていたノートが、カレントノートとして選択された状態で、元のツリーに戻ります。
- Event一覧
- Event一覧を表示します。動作はTask一覧に準じます。
- Reminder一覧
- Reminder一覧を表示します。
ノート
- 名前変更
- 選ばれたノートをタイトルを変更します
- 編集
- 選ばれたノートを編集します
- 切り取り
- 選ばれたノートを切り取り、クリップボードに格納します。ノートを消したり、ツリー内の別の場所へ移動させたりするのに便利です。
- コピー
- カレントノートあるいは、カレント以下の全てのノートをツリー構造のままクリップボードにコピーします。
- 貼付け
- クリップボードに格納されたノートをカレントノートの前/後ろ/子として貼り付けます。
この操作は、異なるエントリー定義や異なるプロパティをもつ他のファイルからノートを持ってくるという場合には、危険かもしれません。異なるファイルからの移動の前には、オプションメニューで両方のデータファイルが同じ定義を用いていることを確認してください。
もし二つのファイル間でエントリーを同じにするような変更を加える必要があるのなら、変更したあとでデータファイルを保存してから閉じ、再度そのファイルを開き、移動したいノートを削除し、移動先のファイルを開き、そして最後に移動したいノートを追加するようにしてください。少し混乱させてしまいましたか?
- アイコン設定
- カレントノートにアイコンをつけます。IQNotesのホームページに追加のアイコンが置いてあります。
独自のアイコンを追加するには、/home/QtPalmtop/iqnotes/itemsにアイコンファイルを置いてください。アイコンのサイズには特に指定はありません。
- Task設定
- カレントノートにTaskプロパティをつけます。Taskプロパティには完了度合い(パーセンテージ)と優先度があります。
- Event設定
- カレントノートにEventプロパティをつけます。Eventプロパティには日付と、オプションとして時間があります。
- Task/Event解除
- カレントノートのTaskプロパティ/Eventプロパティを解除します。
- Reminder設定
- カレントノートにReminderを設定します。Reminder一覧をソートする際の日付を設定します。
- Reminder解除
- カレントノートからReminderを解除します。
ビュー
- ツリーのみ表示
- ツリーのみを表示します。ノート本文は表示しません。
- ノートのみ表示
- ノート本文のみを表示します。ツリーは表示しません。
- 分割表示
- ツリーとノート本文を表示します。
- 水平位置
- 上下分割表示時に水平位置を設定します(詳細設定でも設定できます)
- 垂直位置
- 左右分割表示時に垂直位置を設定します(詳細設定でも設定できます)
- ツールバー表示
- ツールバーの表示/非表示を切り替えます。
オプション
- Entry登録
- Entryを新規に追加します。
エントリーを定義するためには、エントリーに含まれるプロパティを定義する必要があります。
定義されたエントリータイプのプロパティ毎にデータ入力できます。
定型的なデータを入力する場合に便利です
- Entry編集
- Entryを編集するメニューです。編集対象のエントリーがすでに使用されていても、そのエントリータイプのノートは変更されます。
- Entry削除
- Entryを削除します。IQNotes内で未使用のEntryだけが削除できます。
- 詳細設定
- [全般]タブ
・起動時にReminderを表示
Reminderを設定している場合に、IQNotes起動時にそれを優先的に表示するかどうかを選択できます。
・ルートノードを表示
ルートノードが子ノートを持つ場合、ルートノードの左にプラス記号[+]を表示するかどうかを選択できます。
・初期値に日時を入力
ノートの新規作成時(簡易追加時を含む)に自動的に現在の日時をタイトルに入力するかどうかを選択できます。
・折り返し
テキストを折り返して表示するかどうかを選択できます。
・読込後にツリーを展開
データを読み込み後の初期表示時にツリーを展開するかどうかを選択できます。
・スクロールバー表示
ツリー部分にスクロールバーを表示するかどうかを選択できます(ノート部分には自動的にスクロールバーが表示されます)
・上下分割
上下分割か、左右分割かを選択できます。
・水平位置
上下分割時の分割位置(1~9)を設定できます。
・垂直位置
左右分割時の分割位置(1~9)を設定できます。
・フォント
IQNotes全体のフォントの種類を設定できます。
・サイズ
IQNotes全体のフォントサイズを設定できます。
- [読込/保存]タブ
・自動的にデータファイルを読む
IQNotes起動時に自動的に読むデータを設定できます。
・終了時自動保存
IQNotes終了時に「保存しますか?」の確認のダイアログを出さずに自動的に保存するかどうかを選択できます。
・Buckup fileを作成する
IQNotesを終了したときに、自動的にバックアップが作成するかどうかを設定できます。
その場合には作成フォルダを入力してください。
現時点ではバックアップされたデータを再利用するには、バックアップファイルを手動で~/Applications/iqnotes/にコピーしてください。
・Datafile作成場所
IQNotesのデータファイルの作成場所を設定できます。
デフォルトでは/home/zaurus/Applications/iqnotes/になります。
[セキュリティ]タブ
データファイルを暗号化して保存することが出来ます。暗号化には、米国政府がセキュアだと考え、そしてDESアルゴリズムを置き換えようとしているrijndael aka AESを使います。パスワードを設定していない(これが初期状態です)と、最初の二つのオプションは設定できません。次の二つの入力エリアでパスワードを設定できます。暗号化されたファイルを非暗号化状態にするためには、設定されたパスワードを入力する必要があります。バックアップファイルも元のファイルと同様に暗号化されます。
注意!もしパスワードを忘れてしまったら、暗号を解除する方法はありません。
Tipsと裏技
- スケッチ
- もしスケッチを表示しているときに、全体に入りきらない場合は、「ノートのみ表示」にして画面上をタップすると表示領域を移動できます。
- 表示レイアウト
- もしSL-C7xxシリーズを使っているのなら、詳細設定/全般で分割方法を変更すると、より見やすくなります。